みたもの

『GREY デジタル・ターゲット』
 それまで生身で頑張っていた主人公が作中で唐突に人外化する作品はジャスティス。
 人がぽろぽろ死ぬわりに展開が早いかなと思わんでもなかったけど尺の問題か。そこを加味しても結構満足な出来。主人公がかっこよくてヒロインが可愛いだけで作品の質の70パーセントは担保できる。
 ガイバーの劇場版と同時上映されたらしいんだけど、ガイバーがあんまりにあんまりだっただけにこれはかなりイイんじゃないかと思ったけどそんな評価が高くないらしい。原作と違うから批判が多いということだが、原作知らないのでかなり面白かった。
 五代ゆうの『アバタール・チューナー』と共通のアイデアが散見されたので、こういうところから刺激されてるのかなー、などと。

 杉本誘里の歌うED曲。作品への満足度と相まってサビのいやらしげなメロディがこたえられん。

『メガゾーン23』
 いつか見なくちゃなぁと思っていたものでね。山寺宏一のデビュー作。すぐ死んじゃったけどヤマちゃんってこの頃から上手かったのね。
 しっかしこの時代の「イケてる若者」感は見ててちょっと辛いものがある。今見るとダサいとかでなくてあんま自分が好きなタチの人間に見えないんだよなぁ。話自体はストーリーテリングも設定もだいぶん良かったですね。ワクワクさん下手だったけど悪くなかったよ。

 やはりメガゾーンを語る上で外せないのは時祭イヴの歌う曲。ってばっちゃが言ってた

 正統派な当時のロボットアニメソングって感じ。この作品の発表、Zガンダムの放送開始と一週間しか違わないんだよなぁ。

 なんだこのリフの渋い曲は。曲調も面白いし。当時の歌謡ロックはそれこそ有名どころとアニソンくらいしか知らないけど、こういうのひょっとしたらザラだったんだろうか。今聴いても結構面白いよ。

 エンディング曲。この歌が聞こえたら帰ってくれるかな、笑顔見せて(ニッコリ
 ブリッジの部分やAメロのストリングスがやけに熱い。

『A空間からのエイリアンX』
 元ネタの作品はタイトルくらいしか知らなかったんですが、原作の設定すっとばしてるんだろうなってのが人目でわかるバカノリは楽しかったですね。逆にそれ以外に物語について語るべきところが見つからない。
 多分、過去作を知らないでプリキュアオールスターズとか見る人たちはこういう気分なんだろうなぁという感じで見てました。
 しかし若い女の子の生気を吸い取って老婆にしてしまうエイリアンって……w



 アニソンを貼る。

 女神転生(中島が主人公のほう)のED。『GREY』の主題歌と歌ってる人が同じらしいので。

 ガイバーACT2のED。一期のEDもいいけどこっちもかっこいい。