みたもの

『ギョ』
 秀逸なギャグアニメ。評判良くないみたいだけど俺は好きですよ、こういうしょうもないの。
 出てる声優さんがほとんど無名の人みたいで、どこかの劇団の人なのかな。聞かない名前が多いわりに演技はなかなか悪くなかった。(主人公以外)特にぽちゃメガネの子がいるんだけど、かなり面白い演技していてよかったですね。
 怪生物で街がパニック→恋人と会うために移動→真相を知る→恋人も化物に→決別→生存っていうまあパニックもののオーソドックスなプロットをなぞっているわけなんですが、思うにこの作品はどちらかというとホラーへの茶化しでできていて、それをいかすためにそういう作りになってるんじゃないかなと。
 登場人物がいちいちクズすぎるので、主人公はいたって普通な感受性をしているっぽいんだけどけなげで聖人君子のように見えてくるから面白い。死亡フラグビンビンの演出用友人キャラとか、最後まで同行する記者とか、恋人の叔父の博士とか。みんな自分のことしか考えてない。まあみんな最終的に死ぬんだけど。
 こういう、本当に怖いのは得体の知れない生き物よりも人間なんだ! 的な展開もどこかネジの飛んだ、ギャグじみた空気が漂う。(まあホラーの大半は怖さよりもどこか笑っちゃうようなものが多いが)

マップス
 原作が異様に評判いいだけに期待して見たからか、普通といった具合。なんか監督が原作最後まで読まないで作ったとかなんとかもあって評判もよろしくない模様。
 とはいえ声優ファンとしてはマリ姉グリリバってだけでまあ楽しめた。原作未読だけど気にはなってるんだよなぁ見かけたら買っちゃうよ。

 OPはとてもよい。フェンス・オブ・ディフェンスっぽいOP。

 

『ARMITAGE III』
 やはりサイパンってOVAにおいて一つの花形みたいなところがあったんじゃないかな(胡乱な印象論)
 アミテージが可愛い。笠原弘子って時点で可愛いことは確約されているようなものだが。
 アイデアもいいですね。サイバーパンクって、一つのジャンルとして確率しちゃうくらい世界観が突出して個性的なだけに、差別化を図るのってすごい難しいんですが、人間と見分けのつかないロボット、ザ・サードについての掘り下げがすごくよくできている。確かパート3だと思ったんだけど「殺されたやつらがミュージシャンとか画家とか、ロボットっぽくないってのもわかる気がするよ。子どもを産める機械には、情緒も完全でなくてはならなかった」みたいなセリフありましたよね。あそこがすごいしびれる。
 序盤にロスがもっと機械を憎みまくってて、そこんとこの葛藤があってもよかったんでないの、とは思わないでもないけれどまあ尺の都合だとして、めちゃくちゃ面白かった。
 とはいえあの移民の歌みたいなOPはどうにかならんかったんだろうか。

江口寿史のなんとかなるでショ!』
 なにを考えてこんなアニメを作ってしまったんだw 序盤は結構見ていて辛かったんですが、東西線で女の子を見つめる話のあたりからはすごくよかった。ってかほかがヒッデーもんだから、釣り合いがとれているのかw

超人ロック 魔女の世紀』
 うん、どこをどう切り取ってもちゃんとした超人ロック。やっぱサイキックもののアニメって独特の空気感ある。最近サイキックもの少ないですよね。現代の完成で作ったら、どういう感じになるんだろう。ジャンプ漫画みたいになるのかな。
 ボードゲームやりたいですねー。大学時代部室にあってあそびたかったんだ。


 そういえばもうすぐクラッシャージョウの新刊が出るらしいっていう夢を見たんだけど、俺、気でも狂れたかな……