いじめっこが自分のしたことをそのまんま返されたとたん、真人間ぶって被害者ヅラするのおもろ。
 いじめてる側はやっぱ自分はいじめっこだと思ってないもんなのだなぁ。いじめっこが数十年後同窓会で云々って話はよく見るが、眉つばだと思っていたけれどそういうわけでもないらしい。思春期ならともかく二十代もなかばでこれとか今までどれだけぼんやりと無駄な人生を生きてきたのかと心配しないでもないが、人間とは常に自らの言動を正当化する生き物である。正当化の手間を省くため自らにルールを課しそれから逸脱しないようにする者と、感情のままにあとづけで正当化し言動がどんどん矛盾していく者とがある。人には様々主張があるし、前者については他者におしつけない限りまっとうであるが、人間なににつけても失敗というものがつきまとう。そういうときは諭してやるのが道理というものだが、後者については口で言ってもわからぬもので、それできっと彼は幸福なのだろう。ならば人の中でもとりわけ猿に類するに近いものとでも思うことがよかろう。まっことこの世は猿の惑星である。