じょしらくDVD2巻

 うちには居間にしかBD再生機器がないのでじょしらくの円盤はDVDを買うことになります。順序が前後するようだけど、1巻のほうは特に書くこともないかな……という具合だったので。
 放送分のやつにはツイッターのほうにさんざん書き散らしたし、こっちでも設定考察とかするのにだいぶリソース食いつぶした感じがあるので本編のほうはスルーで。

『なみふせぎ講釈』
 よくもわるくもキャラソンっぽいのんびりしたポップス。曲自体は特に褒めるところもけなすところもなく、逆に言えば、余分な情報がないから声優さんの声を堪能するための最適解ということ。斬新な曲でもなければつまらない曲というわけでもないちょうどいい塩梅はキャラソン的にトゥルー。(いやテクニカルなフレーズだったり飛び道具的な展開だったり入るキャラソンも好きなんだけどね)
 手寅役の山本希望さんの歌い方も若干手寅のキャラより幼い印象を受けるが、曲が展開するにつれ、多分リコーダーかなにかだと思うんだけど管楽器っぽい音と木琴のような打楽器の音が絡んでくると、山本さんが歌っているというよりは、手寅が曲に合わせてそういう声色を選択しているということに説得力が獲得されていく。
 歌詞については若干の違和感があって、それを文章化しようと思ったけどしっくりこなかったから、詳細に書くのはよしとく。

『元オタ』
○良いところ
・前巻よりネタが面白かった。というか、むしろ、なんで1巻がああだったんだろう……
・前巻での魔梨威さんより役幅が凄い広い。やはり山本希望は超絶技巧。声優界のクリス・インペリテリ。タングがローリング。
・カネトモのモノマネがめちゃくちゃうまかった。いやこれマジですごいっす。俺ごときの糞耳だとききわけられない。

○悪いところ
・リズム感がないのにあのヒップホップはちょっと聞き苦しい……サトームセンの歌も、ピッチが……
・箇条書きにした意味がないくらい悪いところに乏しかった。


 総評としては、歌は前巻のほうが作りこまれていて、落語は今巻のほうがずっと良かった。満足度としては2巻のほうが抜群に高い。
 というのも歌は魔梨威さんのキャラソンという文脈から乖離しているし、お芝居自体、佐倉さんより山本さんの方がうまいというのが先にたって、さらに前巻はコミックに付属していた落語CDの焼き直しだったので。(落語では同じ話を違う方法で行うことを味わう楽しみが保障されているということは理解している)
 しかし俺はじょしらくキャラだと魔梨威さんが大好きで、じょしらく声優だと山本希望さんが大好きという立ち位置なので、この2巻で特典については俺が望んでいる部分はしゃぶりつくした感がある。次巻でのキグちゃんのあのちゃちな下水道声で歌われるデスメタルも楽しみだし(デスメタル以外の選択肢はないものと考える)6巻では全員集合でなんかあるということは確実なので(断定)買い続けるつもりではいるが……