みたもの

『レンズマン』
　主題歌がアルフィーだったことと、総制作費１２億円のうちのかなりの部分が終盤のCGに使われてるんだろうなということくらいしか覚えてない……設定が原作とだいぶ違いましたね。キムがなりゆきでレンズマンになっていたり、バスカークが銀河パトロール隊員ではなくキムの後見人になってたりと。

　それにしても主題歌の「Star Ship」がすごい凝ってる曲。オペラっぽい導入から入ってくクイーンっぽいハードロック。現在のアルフィーにも通じるような（というか２０００年代初頭くらいが近いか）一瞬で「ああ高見沢」ってなるフレーズも満載。
　はじめて聞いた曲だったんでちょい嬉しくなりましたね。音源ほしい。
　アルフィーは活動長い上に人気だけあって、全部の作品追いかけるの苦労するんだよな……

『銃夢』
　まえまえからタイトルは知ってたんだけどこの機会に初見。かなり濃厚な世界観のサイバーパンク。
　あんまり面白かったのでついつい原作も買ってきてしまったけど、漫画とは内容随分変わってて。とはいえ大筋は変わってなくて、一部キャラの行動がより「らしく」なっている印象。
　あとこれ続編書かれてるんですな。しかも２０冊近く出てる。まあそっちのほうは完結したタイミングで集めるのが賢いやり方かしらん。

『寿五郎ショウ』
　江口寿史の書く女の子はなんでこんなに可愛いんだ。
　怪獣王国が一番好きでした。落語かなんかみたいにすげーよくできてる話だった。

『ムネモシュネの娘たち』
　主題歌がガルネリということで。エログロファンタジーSFとでもいえばいいんだろうか。設定がめちゃくちゃ作りこまれていてよくできている上に、一族三代の年代記のようにする仕掛けを駆動させるシナリオもすごい。三話は特にお気に入りの話です。
　そんな感じで終盤の、特に最終話の展開があんまり好きになれなかった以外はかなり面白かったけどYama-Bの歌はあんまり作品に合ってなくないか……

『マジンカイザーSKL』
　主題歌がラウドネスだったんだけど、マジンガー系のコンテンツで高崎晃優遇されてない？
　しかもギターソロ以外はあんまり新鮮な部分のない曲で……いや高崎のギターで二井原が歌ってるって時点でかっこいいんだけど。
　面白かったけどこれマジンカイザーでやる必要あったんだろうか。いやなかったんだろうし必要がないなら名前を使うななんてことは言うつもりはないけどね。
　説明がちょっと足りないというか、ほとんど戦ってばっかで世界観を説明する気がないんだろうという感じで、ノリがダイナミックプロらしい狂気を孕んだ熱気に包まれているのでものすごいスピード感。逆に唐突にキャラのバックボーンが提示されて、はあ、って感じになる部分はあったけれど。
　続編を匂わせる感じの終わり方だったけれど、人気次第って感じだろうなぁ。是非テレビシリーズでやってほしい。まだ二年前の作品だし、スパロボ出演決定したからこのまま知名度あがっていけばありえるでしょう。ありえてくれ。

　てかこの曲、ムネモシュネの娘たちのOPとイントロちょっと似てる。

『特命戦隊ゴーバスターズ』
　戦隊シリーズの中では、デカレンジャー以来の夢中になった作品だった。設定もギミックもなにからなにまであまり戦隊らしくもなく、メタルヒーローの系譜らしい作品だったわけで、自分は多分そこが好きだったんだと思う。メカもかっこいいし、亜空間とかの設定が燃えるしね。
　一年間ありがとう。アキバレンジャーの二期が決まったそうなんで、ネタにしてもらえるといいね。