4月26日(木)

 1.
 今日は録画を見ていた以外はずっと原稿をやっつけていた。ペースを崩しさえしなければ明日にはひとまず書ききることはできるだろう。それから推敲作業がある。早いとこ息をつきたいものである。

 2.
 自分は大概、毎回とりあえず書きたいシーンや書きたい台詞を書いて、それで生じる空白をつなぎ合わせる形で作品を書いているが。逆にプロットがあろうとなかろうと、頭のシーンから順繰りに書いていって書ききったためしはない。鉄を熱いうちに打つ習性なのだろうと思う。熱さなければそもそも打たないのが、悪い点だが。

 3.
 先日出版社に投稿した原稿を大学時代の先輩に読んでもらった。見せたほとんどの人には鈍重な展開の前半部を褒められるが、今回もそうだった。エンタメを書きたいと思っているだけに少し複雑ではあるが、評価されている部分を伸ばしていくというのが一番近い手だろうとは思う。来月末に純文学系の新人賞があるので、今書いているのが片付いたら早速そちらにとりかかろう。

 4.
 AKBのバンド演奏動画が下手すぎて炎上しているらしいが、まさか批判している人間は超絶テクの応酬が聴けるとでも思ったんだろうか。
 あのレベルの演奏を披露すれば批判が集中するのは流石にどんな曇った目の人間にも見える気がするのだが、そこを敢えて特定の層からの批判を集めてきている可能性を考慮したい。だとすれば炎上に加担している人間は釈迦の掌で踊る猿か何かか。

 まあ加担しているのは叩くことでカタルシスを得ている人間だろうから言っても詮方ないが、もう一点。もし下手なのに電波に乗ることが批判されているというのなら、演奏の練度が低くとも人気のあるバンドなんて山といるし、そもそも歌だって楽器の一つだ。歌が下手であることを(ある程度とはいえ)認知されているアイドルという職業が歌以外の楽器をとったところで、本質的には何も変わらないと思う。
 歌というものが少なくとも歌詞を載せられるという点で楽器よりも表現の制約が少ないのは認める。

 5.
 かっぱえびせんの韓国のり味が思いのほか美味かった。やめられないとまらない。期間限定らしいから折に触れて買って食べることにしよう。

 6.
 観たもの。
 さっき気づいたのだが、自分は観たアニメの話数をよく勘違いして覚える癖があるが、これをつけるおかげで少しは備忘に役立つだろうか。

坂道のアポロン』1話、2話
 面白い。
 自分はこれまでジャズは雰囲気だけを楽しんでいたのだが、この作品のようにピアニスト目線で見ることで即興演奏の機微に、少し敏感になれたような気がした。
 ずっと昔から音楽関係の物語作品ではロックの一強だと思っているのだが、この作品やのだめカンタービレなど、ロック以外のジャンルからのアニメへのアプローチが時折あって、音楽の嗜好の幅を広げたいと思っている人間にとっては有り難い限りである。(とはいえのだめは未見なのだが)
 そこでふと考えたのが、音楽文化でようやく黎明期を脱し盛り上がってきていると言えるボカロPの交流を題材にした青春ものなんてセン。ボカロPであることの清濁を合わせて描ければ面白いかも知れない。どちらにせよ取材が必要か。

『シャイニングハート』1話、2話 
 本当に最近丁寧な作りのアニメが増えた。ココロ図書館のような話になるんだろうか。
 原作がゲームなのでそちらの展開をなぞることになるセンが濃いので、冒険などをするのだろうか。

つり球』1話、2話
 フリクリの路線か。可も不可もない。タイトルからして地球を釣る話かそれに類する話なのだろうがそれをいい意味で裏切ってくれることを期待しつつ試聴継続。
 だがED、往年の名曲のカヴァーをアニメに起用するのはいい加減辞めた方がいいと思う。ぼくが知る限りの範囲で言えば『彼氏彼女の事情』の頃からあるが、ああいうのは飛び道具だからいいのであって流行ると興ざめする。個人的な好みなのでそれを行っているから作品の質が損なわれるとまでは思わないが。

あらしのよるに』4話
 メイとガブがベストカプすぎて。公式最大手すぎて。

めだかボックス』4話
 デレが入っためだかちゃんが媚び媚びで好きじゃないのだが、普段の凛とした姿はとてもいい。
 このアニメ、何クールやるんだろう。

LUPIN the Third 峰不二子という女』4話
 ネットの評判が悪すぎたが原作準拠と考えるとそう不思議な演出とも思わなかった。これまでのテレビシリーズのルパンを好きな人にとっては許し難い作りではあったかもしれないが。
 話も面白かった。オペラ座の怪人本歌取りだったが、展開と畳み方も原典を踏襲しつつ意外性があり、かなりすっきりまとめてきたと思う。

黒魔女さんが通る!!』4話
 一話毎が短いながらも毎度安定していて面白い。これから第二、第三の黒魔女が登場したりもするのだろう。
 wikipediaで確認した限り、原作とでは話が大きく違うらしいので気になってしまう。
 児童書なので比較的すぐ読めるのだとは思う。とりあえず購入リストに入れておこうか。

ダンボール戦機W』14話
 ドラマらしいドラマのなかったランに焦点が当たった回で、満足。
 花澤さんこういう役のがハマると思うんだよなぁ。

 一度観た番組を切ると言う行為に若干の抵抗があるので食指が伸びれば観る番組ばかり増える。結果時間が搾取されるわけだが、それが何らかの礎となってくれればいいが。
 それにしても姫ギャルパラダイスという少女漫画が気になる。