5月11日(金)

 1.
 教習所のためにいつもより少し早めに起きる。別段変わり映えもしないが、なんとなく早起きすると気分が良いし、昼寝をしなかったらなおよろしい。
 それにしても今日の教官は相性が悪かった。ここに書くことで終わったこととしてすっきりできたらいいが。

 帰宅後は録画を消化するか、西村賢太神林長平を併読した日だった。現状、この両者を融合させた作風に憧れている。どちらも、今年中には刊行されているものを文庫版だけでも読み切らねばならないと思っているが、神林長平に至っては数が多いので少し手にあまる具合ではある。まあ、死ぬまでには、くらいの気持ちでのんびり構えていればいいか知らん。

 2.
 今日から、しばらくおざなりにしてあった筋トレを始めることにした。明かに一年前より筋力が落ちている。というよりは脂肪がついて身体のパフォーマンスが低下したと言う方が穏当か。もともとそこまで根詰めてやっていたわけでもないが、絶頂期の能力が維持できているという錯覚には我ながら閉口する。
 夏までには痩せておきたいところだが、別になにかあるわけでもないのでいまいちやる気が湧かない。運動とストレッチをこなした日は概ねよく眠れるのだが、快眠のためにということにしたほうがマシだろうか。
 三日坊主にならなければ良いが、ここに経過でも書くようにしておけば、少しは動機の足しになればと思う。
 ジョギングと縄跳びもメニューに加えたいが、外でやるには運動靴を買わなくてはならない。面倒だ。

 3.
 観たもの。

坂道のアポロン』5話
 東京での話もうちょっと見たかったなぁ。
 淳兄ちゃん、結構やば目な状況だけど、この先どうなってしまうのだろう。学生運動の話が物語に関わってくると大概がよくない方向に作用する。

『あっちこっち』6話
 たまにちゃんと笑わせてくれるから困る。個人的にはハーレムっぽい空気より、伊御とつみきのいちゃいちゃに的をしぼって欲しい。

さんかれあ』6話
 ツッコミどころが多くてクセになる。これでヒロインが可愛いだけだったら見ていなかったと思う。
 ラスト付近、千尋が礼弥を撮影するシーン。やってることが親父と一緒という意見を見てなるほどと思う。礼弥は現在のところ千尋の行為に嫌悪感は抱いていないようだが、観測する立場からの主観でしかなく、また実際彼女が千尋の行為を許していたとしても今後の展開で違った機能をしていく可能性はある。
 また、父の過剰な愛情に嫌悪した礼弥にとってその行動は禁忌にあたる。それをわかつのは信頼であるとか、まあ、なんでもいいが好意的な感情だろう。つまりは現時点において、この演出は礼弥が千尋に好意を寄せているという心理を際立たせるのに一役買っている。この先で千尋がそれに気づけば非常に有効な使い方だと思うが、もし気づかなかったとしたら、言いにくいが願望の充足にもっともらしい大義名分をつけているだけという点で、やはり礼弥の父と変わらない。単なる思考停止となってしまう。
 とまあつらつら書いたけどこのあたりの消化が楽しみだね、ってことでひとつ。

戦国コレクション』6話
 これ元の源内ちゃんは未来に行ったって解釈でいいのかしら。ちょっと釈然としないけど、まあSF考証的な話言ってもしょうがないか。
 それにしても信長ちゃんの出番がどんどんなくなっていく。一応全員お披露目してから話が進むことになるんだろうか。現状、ほぼオムニバス形式で進行している作品だから、他キャラ同士絡ませるのは難しいと思う。そのあたりも楽しみなところ。
 何度聴いてもOPが物凄く良い。CDを買ってしまいそうだ。

つり球』5話
 インドの人の空気感。女性キャラの見分けがつかない。
 OPがせっかくいい曲なのに作品に合ってないと思ってしまうが、そういう意見はあまり見ない。単純に自分がこのアニメをあまり好いていないというだけの気もする。

『たぶらかし』6話
 このドラマどんどん面白くなってくなぁー。代行女優という職業の使い方がこなれてきたというか。今更なこと言いますがこれミステリーの枠で放送している作品だけどやってることはかなり正統派な人間ドラマですね。登場人物の愛憎が濃密で、普通にやっても面白く仕上がりそうなところを漫画的な職業の利用で大衆的に落とし込んでいる。とはいえ一応スパイものが近いとは思うけれどそうと感じさせない微妙なバランス。心憎い。

しろくまカフェ』6話
 男性声優の可愛さを楽しむという妙な具合。
 ロッキーとイージーライダーのパロが出てきたのが良かった。どちらも大好きな映画だというのもそうだし、パロ曲の出来がいいのもそうだし、そしてなによりこの作品ではパロディが嫌味がなく用いられているのがいい。(とはいえほのぼの系ギャグでスノビッシュにパロディを盛り込むほうが難しいかもしれないが)
 EDテーマも良かった。グリズリーくん、あのほんわかな空気の中にいるアンバランスさが面白いので結構好きなのだが、今後出番はあるのだろうか。