6月11日(月)

 1.
 5日に『テルマエ=ロマエ』見てきた。つまらなくはなかったけれど、かといって別段面白いというほどでもなかった。
 というのは上戸彩演じる真実の存在が、まあ原作にはいないキャラで公開前から不安要素と言われていたのだけれども、ネット上の反応では良かったという意見をよく目にしてたのであんま心配してなかったけど、裏切られた感じ。
 っていうのも、都合よくルシウスの現れるところにでくわすってのは良かったんだけど、ラテン語を物凄い勢いで習得したり、ルシウスときちんと知りあってすぐハドリアヌスに忠誠を誓うルシウスに感情移入したり、戦場のテルマエが完成するまで誰も涙を流さなかったことと、悪いかたちのご都合主義が発揮されてたのが。

 特にラテン語についてのところ。ええとね、真実が実家に帰るところで、漫画家先生からの失望と派遣を首になったことを親にとがめられるシーンがあるんだけど、まさか派遣社員が首きられてから何カ月も仕事なしで暮らしていけるとは思えないから、真実の主観時間では初登場からあまり時間が経っていないのだろう。対してローマでは何カ月後みたいなテロップがちょいちょいさしこまれてる。詳しく描写されてないからなんとも言えないところではあるものの、日本と古代ローマの時間の流れの速さはおそらく一定していないことがわかる。んで日本のほうが時間の流れが速いということも。そんな短期間の中で真実がラテン語をあのレベルで習得するとなるとどんだけスペック高いんだよお前! って突っ込みたくなってしまった。
 涙の話も捕捉しておくと、心理的な落涙がキィになるってんならまだいい設定だったと思うんですよ。だけど焚き火してたじーさんがたが消えたのは、あれはよくない。寝起きにあくびの一発でもすりゃその瞬間消滅ですよ。ローマからゴーホームですよ。真実がローマに行く前くらいのところまでは面白かったんですが、無理のある設定をパワープレイでゴリ押しされるには、後半はちょっと見るに堪えざる出来だったなぁ、と。
 中途半端に良い話にしないで最後までギャグで貫いてくれたらこんな野暮なケチつけなくてもいい作品だったと思うのだが。

 ってか映画は映画館で見るもんじゃないな……他の客が立てる騒音がひどかった。

 2.
 TSUTAYAで『アイアンマン2』と『ハードターゲット』『第9地区』を借りてきて観た。アベンジャーズ楽しみだな、ってのと、ジョン・ウーはコンテンダー大好きなのか、ってのと、クリスいいやつすぎんだろってのがそれぞれ一番でっかい感想かしら。疲れるから詳細な感想は書かない。ジャンジャンジャジャンジャンクロード。ヴァンヴァンヴァヴァンヴァンヴァヴァンダム。

 あと何本か借りてるからそっちもはやいとこ見よう。

 3.
 CDドライブがぶっこわれてCD買っても取り込めない状態だった我がPCにようやく外付けCDドライブ導入。というわけでたくさんCDをレンタルしてきた。だるいから品目晒すなんて真似はしないけどほくほくしておる。5000円も楽曲関係につかったのなんていついつぶりだろうかしら。
 まだ全部は聞いてないんだけど、一応借りた中だとフーバスタンクとブリンクが良かった。高校くらいまではこういうパンクっぽい要素のある音楽毛嫌いしてたんだよなぁ。

 4.
 観たもの。
 マジで誰でも書けそうな感想量産してる気がするけど記録の意味が強いのでよしとする。

ゆるめいつ 3でぃ』10話
 あいかわらずギャグがキレッキレ。

這いよれ!ニャル子さん』9話
 今回結構楽しかった。声優さんの演技すげぇ。最近だと『夏色キセキ』でも入れ換わり回ありましたけど、キャラの把握が追いつききってない段階でやられたそっちと違って良かったし、声優さんの演技も冴えてた気がする。

『ATARU』8話
 今回も面白かったですわん。スライダー体質なんてSFちっくなものほんとにあるのかよ……と思ったら実在する体質のようで。毎回披露される科学知識がすげぇ! ってなって事件についてはなんだかよくわかんないことが多いが、それでも面白いからいーや。

ヨルムンガンド』10話
 女性二人しかいないアニメで水着回とかwwいやはや、バルメの水着姿眼福でした。

あらしのよるに』10話
 うーんメイが男と一緒にいたときには事件性が発生したのに、ガブに同様のことが起きても、そこに焦点があたらないというのは、ざっくり言って二つの見方ができると思って。すなわちメイのほうがガブよりも信頼の度合いが大きい。もしくはメイにとってはガブは友人以上の存在ではない。
 ただガブは成長しねぇなぁ。別に成長すればいいとかそういう話ではないんだけど、近しい主題の話を書くというのに似たような反応を見させられるのは水戸黄門じゃないんだからちょっぴり疑問。キャラがブレないのと学習しないのとは別問題だと思うんす。そしてガブはこれまで、学習しないキャラとして書かれていたわけでもない。

 あとすごいうがちすぎな見方になるんだけど、ガブがたとえばラブコメ主人公的な優柔不断さで描かれた、とする場合。否定しきれない部分ではあるけれどあんまそうは思いたくないから書かないでおく。

ZETMAN -ゼットマン』10話
 なぜもっとはやく切らなかったのだろうと後悔の念にたえない。なんだろう、このいまいち盛り上がらない感じ。原作はどうなんだろうなぁ、読む気がちと失せつつあるが、古橋版の『ALPHAS』は読みたいのでちょっと悩みどころ。

鍵のかかった部屋』8話
 今回はあんま面白い密室じゃなかったな。犬の鳴き声云々のところもかなり雑な感じがしたし、しかしまあこういう雑な回もあるだろう。

『機動刑事ジバン』13話
 あれ正体バレてもおかしくないだろ。
 洋子先輩は安定の高スペック。

めだかボックス』10話
 結構面白いんだけどやっぱ夕方アニメのノリだよな。ジャンプ原作なんだし夕方枠とれないことないと思うんだけどなぁ。長いスパンで見たい。

LUPIN the Third 峰不二子という女』10話
 伏線繋がった。幻想的すぎてよくわからん回だったけど結構良かった。
 次回は五右衛門も絡んでくるのかな。

しろくまカフェ』10話
 今回ペンギンさんがすげぇムカつく書き方されてたんだけど、なんだろ。原作者とモメたからスタッフが作品自体をブチ壊しにかかってる……なんてこたぁないか。
 にしても話自体もまったく面白くない回だった。

ダンボール戦機W』21話
 あの雑なトレーニング描写よ。

坂道のアポロン』9話
 ああ、なんか、とても気持ちのいいところに着地しそうな予感。
 とはいえまだ話数もだいぶあるしひっかきまわしてくるのかしら……センがりっちゃんになびくみたいなのになったら興ざめだが……

『あっちこっち』10話
 うん。いやされる。

さんかれあ』10話
 つまらん回だった。ババアの過去とかどうでもいいわ。ラブコメを見せてくれ。

戦国コレクション』10話
 おお、物語が動くぞという予感。1クールはまるまるキャラ紹介に使いそうだな。

つり球』9話
 丁寧な作りだし面白いと思う人がいるのもわかるんだけど、やっぱ演出が自分には合わないなぁ。

『たぶらかし』10話
 前話からの引き続きの回で、オチが面白くテーマに沿っておりすごくいい回収のしかただったんだけど、いきなり超展開すぎて読めてしまったのがなんとも。

忍者戦隊カクレンジャー』13話
 やたらと笑える回だった。やぁ、展開が早いのは確かにそうなんだけど台詞の斜め上感がここちよくてですね。

非公認戦隊アキバレンジャー』10話
 今回も相変わらず神回でしたね。全部終わったらまた最初から一気に見たい。

夏色キセキ』10話
 まさかのタイムトラベル回。やはり時間SFと夏は相性がいいというのがまた証明されてしまった。

未来日記-ANOTHER:WORLD-』8話
 あれ……? 今回結構面白いぞ……
 なんかこういう展開になってしまったら、いよいよデスゲームとはなんだったのか感が。一話を観た段階で、アーキテクトとしての未来日記を描きたがっているのだろうかと思ってたけど、どうやら未来日記ではなくその沿革にしか焦点をあてない、という斜め上だったので、原作通りそれぞれに個性を持たせたほうが前半も面白くできたんじゃねぇかなぁ。いや、そうなると後半の面白みが弱くなるかな。となると前半のつまんなさあっての後半だったともとれる。
 となるとこのプロット未来日記でやる必要ってまったくなかったよね、という話に落ちついてしまう。
 でも前半好みじゃなくても終盤で化ける作品って嫌いになれないんだよなぁ。そこに至るまでの時間を使ってしまったという追い目もあって、面白くなったのだからいいやって思ってしまう。最終回にむけて面白くなる予感しかない。楽しみでござる。

シャイニング・ハーツ』9話
 あのじーさんいまいち何考えてるのかわからん。
 水着回だったんだけど、無理やり入れた感が。とはいえ伏線回で次回からまた物語動くっぽいから期待は尽きない。
 もうすぐ1クール終わるけど、ED変わるのやだなあ。修正入ってるのもちょっと個人的に嬉しくないくらいで。

謎の彼女X』10話
 ああいう男を殺して作った山のてっぺんでおにぎり食べたい。あれ早川もムカつくけど椿が一番悪いよ。
 性的に生殺し状態とはいえせっかく彼女がいるのにアレはよくない。ぼくは恋愛ものでよくある「嘘をついたのがバレて関係にヒビが」みたいなのが本当に嫌いなのです。くだらない嘘なら論外だし、後ろ暗いことを隠す嘘というのはまだいいにしても今回のこれみたいな下心丸出しな嘘をつく主人公には、ぼくは感情移入できない。(余談だけど、サプライズのために嘘をついたら相手方が悪い誤解をして、ってのは、嘘をつかれた側の矮小さが際立つのでそれもあまり好きではない)

うぽって!!』10話
 いい最終回……だった?
 戦闘描写がすげぇ見応えあって面白かったです。作画的な面ではもう一歩、と思わないでもないけど、ドンパチアニメの中でもかなり上質にグルーヴ感が出てて、ほんと戦闘だけとってみたら今期見てるアニメの中じゃ最高にキマってた。
 設定についてはまあぶっちゃけぶっとんでるとしか言いようがないんだけど、今更それを言うのもな感があるのであんま言わない。シナリオは、うん、あんなもんじゃないかなぁ。なんの説得力もなかったけれど、主軸はとにかく「銃の擬人化である女の子」ってとこだし。

Fate/Zero 2nd』23話
 うおおおおおお、らいだあああああああ!!!! 死ぬほどカッコ良かった。ギルの空気の読みっぷりにも完膚無きまでにヤラれちまいました。
 もっとね、青臭くなるかなと思ったんですよ。生存フラグたちまくってたからウェイバーが生き残らないと嘘だよな、と思いつつ見てたんで、ギルの前からどう立ち去るのか、というところがちょっと不安だったのです。それがすごいいい意味で裏切られましたね。あれ以上に良い引き際、多分地球上に存在しない。
 てか主人公グループが敗退してしまったんだけど……どうすんだろこれから……

モーレツ宇宙海賊』23話
 熱い。熱い展開になってて、多分負傷者なんてもんが出たのは記憶によればはじめてだったと思うんだけど、暗い感じになるかと思いきやそれでもいつもどおりのモーパイを見せてくれる。素晴らしい。
 序盤、中盤に貼られていた伏線もここでしっかり生きてきてるし、ほんと目が離せなくなってきている。思いつく限りでっかい伏線ってあとブラスターリリカの次職だけど、どういうかたちで描いてくれるのか。最近リリカさん出番少ないし、鉄の髭がたぶん先代加藤船長でその船に乗って……みたいになるのかと思ったけど、しかし
 ケインも偽物みたいだしどうなるのかほんと想像がつかん。

聖闘士星矢Ω』11話
 いい出来なんだけど、なんとなく車田感が薄いんだよなぁ。

宇宙兄弟』11話
 あああー、続きが気になりまくり。毎回作りが丁寧でしかも引きが上手いからほんと一週間の生殺し感がやばい。
 最近宇宙開発もののフィクション増えましたよね。注目が集まってきてるのか。

特命戦隊ゴーバスターズ』16話
 ビートバスター出てから一層面白くなったな。

仮面ライダーフォーゼ』39話
 うーんもうすぐ終わるというのが信じられん……

スマイルプリキュア!』19話
 やよいちゃんが内縁とはいえ既婚者だったとは……

機動戦士ガンダムAGE』35話
 最近結構面白い。

仮面ライダーBLACK』7話
 バトルホッパー結構扱い酷いと思うんだけどなんであんなにてつをになついてんだろ。

仮面ライダー響鬼』13話
 ううーん、この空気感。たまらん。

ATARU』9話
 おおお、いよいよ先の展開が読めなくなってきた。キョウチクトウのトリック、ちょっと前にどっかで観たなと思ったら『デカ黒川鈴木』のBBQ回か。割合、化学を扱うトリックとしてはメジャーな植物なんですかね。
 捨て山を掘り返す→事件解決という黄金パターンだったのが、捨て山を掘り返す→やっぱり捨て山だった! というのをちょいちょい挟んできて心憎いです。

黄昏乙女×アムネジア』10話
 シリアス展開になってからイマイチだなぁ。一定のクオリティは保ってるんだけど、どうも好みの展開でないというか。
 しかし、前にも書いた気がしないでもないが、怪異の側から描くことによって怪異より恐ろしいのは人間っていう構図がよく機能してまして。今まで登場していたピースが実は伏線としてぱちぱちハマっていく感覚は気持ちよかったです。

AKB0048』7話
 おお、やっぱり彼方は襲名の資格アリだったのか、実力あるのにあがれないってのでクサいと思ってたのだ。(ってあとだしじゃんけんみたいなこと言っても説得力のない自慢みたいだな)
 襲名メンバーと研究生の内部闘争みたいなかたちにはしないと思う(あっても研究生同士の衝突くらいか)ので、ちゆりまわりのエピソードかたづけてからになるかな。

咲-saki- 阿知賀編』9話
 真面目に……麻雀しているだと……?
 きらめ先輩いいなぁ。新井里美さんの声、妙な中毒性がありまんねん。

氷菓』8話
 声優が敢えての棒演技、ってのは、個人的には結構楽しかったんだけど、好みが別れるところだよなぁと。二、三言ならよくある方法って言えるんだけど十分近く見せられるの、耐えられない人もいるだろうなって。
 ただまあ氷菓については斬新な映像手法という点を評価していたので、棒演技をわざわざみさせる必要があったのかな、とは思う。それこそ、劇中劇を再現するのでなくいつものサイケな演出で乗り切ってくれたほうがこの作品らしかったかな、と。