みたもの

『COSMOSピンクショック』
 故・首藤剛志による、往年のSFスペオペアニメのパロディ企画。パロディものでばかばかしい部分は随所に散りばめられ、当時の同人誌的なノリの作品ではあるが、さすが首藤剛志だけあって物語も存外よくできている。
 こーいうの見てるとねぇ、最近公式でも同人だとか2chのSSじみたことをやる作品ってのがちらほら見えるようになったけど、このあたりが走りなのかなとか思わないでもないよね。もしくは、情報爆発の煽りを受けてパロディ、というもの自体が一般的に浸透してきたか。まあどうでもいいこった。
 企画当初は続編があるらしいのですが、連載していた雑誌が廃刊になった関係で一話につき10分が全三話(俺がみたのはそれを一つにまとめた35分版のやつ)だそうで。どうせなら最後まで見たかったけど首藤さんなくなっちゃったから永遠に見られない。


『カルラ舞う』
 学園伝奇バトルもの、でいいのかこれ。見たものは、劇場版(のはず、多分。ウィキペに項目がないので参照しづらい)
 一つの事件に大して仲間が集まって行って、最終的に協力して倒すっていう物語の作りがTRPGっぽかったですね。すごいしっかりよく作ってあるんだけど、それだけに今見ると新鮮さはない。しかしやはりプロットがしっかり練られて技工が凝らされた物語というのはそれだけで見ごたえがありますな。
 OVA版もあるらしいので近いうちにそちらもみよう。