みたもの
『AD.POLICE』
バブルガムクライシスシリーズの外伝的作品。というかレオンのスピンオフになるのかな。設定年代は五年前、だそうで。
世界観を引き継いでいるだけで、SF仕事人だったバブルガムとは違い、ハードなテーマでノワールっぽい様相。一言で言うとブレラン。俺はバブルガムのほうが好きですが、こちらはこちらで渋くてよくできてますね。ってかシナリオの面白さで言ったらバブルガムより上だと思う。
ブーマと呼ばれるアンドロイドや義体が台頭することによって変容していく社会や人間を描く、というのが主な主題なんですが、たった三話のなかでこれでもかというほど見事に描き切られている。(というか一話は俺的にはあまりピンとこなかったけれど、二話と三話がおもしろすぎた)
俺が特に気に入っているのは二話で、身体のほとんどを義体化した者は人間かブーマか、というテーゼになる物語なんだけど、んもうラストの一文が最高。今参照できない状態で書いているからうろ覚えなんだけど、「そうして私は人間の部分を一つ失った」とかそんな感じ。ちょーかっこいい。
主題歌も、世界観渋めになってるのかな。歌謡ロックだったのと違ってよりムーディなものに。
曲、バブルガムからの流用もある。(ひょっとしたらアレンジ変わってるかもだけどとりあえず発見できたバブルガムのやつ貼っとく)どれもかっこいいです。
『麻雀飛翔伝 哭きの竜』
バンダイ版(全三話)と東芝版(全一話)の二種類両方見ましたが、バンダイ版の二話と東芝版が面白かったかな。
というのも、バンダイのほうはあんまり麻雀をやっていなくて、そのおかげで一話は展開が早いというか、バックボーンばかりであまりついていけない感じだった。だけど二話、井上と本宮の確執が描かれるあたりの男臭さ、そういうのもともと好きだったから楽しかったですね。(三話はまあ、って感じだけど)
東芝版は文句なしに面白かった。バンダイ版と比べてちゃんと麻雀を描写していて、だからあまり展開に唐突なところがない。(多少はあったけれど)
麻雀アニメの傑作でしたね。
『トウキョウ・バイス』
探偵社に所属する学生がひょんなことから受け取ったフロッピーを下に軍事汚職事件に巻き込まれていく、って筋なんだけど、正直よくわかんなかった……一応、現代日本と少し変わった世界観になっているんだろうけれど、SF的に社会の変化が中途半端という感じだったので、軍用ヘリに主人公が銃撃されたところで「えっ……たかが学生程度に軍用ヘリ……?」ってなってしまった。原作を知っていたらまた違ったのかも知れないけどね。
細かいこといったらきりないけど、ほかにも個人的にあまり好めないシーンが……
『スクーパーズ』
新聞記者が謎の怪人ミスターXを追う、って話なんだけど、よくわかんなかった。遊園地にアジトがあってそこに乗り込んで闘う話なんだけど、うーん。あまりのめりこめなかったです。
基本設定と脚本は悪くはないんだけどね。プロットと設定の詰めの部分がちょっとね。
『デルパワーX 爆発みらくる元気!!』
かなりバカバカしくて面白かった。ざっくり言って美少女がロボットに乗ってプロレスする話なんですが、パワーアップするとパンプアップする(ロボが、だよ)ところは思わず腹を抱えて笑ってしまった。
小ネタもかなりよかったですね。特に序盤のガソリンスタンドでのくだりなんかすごい好きだわ。
キャラデザのスタッフがかなり豪華だったようで、一部はわかったけどどこかに検証してるサイトないかなぁと思ったけど探すのがだるかった。
『STAR TRAP』
ダーティ・ペアのパロディのエロアニメ。ダーティ・ペアの二人より好みだった。
内容はレズファック〜片方が男性化しての濡れ場っていう、85年制作作品とは思えない時代の先を行きっぷり。古い作品を掘れば掘るほどわかってくるけど、今の時代「これは新しい」と思って見てるものってほとんどがずっと昔に誰かがやってることなんだなぁ、と、この頃のアニメを見るとよくわかる。
『カリフォルニアクライシス 追撃の銃火』
作画が劇画タッチというか往年のアメコミタッチというか、なんだかわからんがとにかくよし。
話も途中まではとてもよかった。がしかし、尺の関係か終盤が中途半端な感じしたんだよなぁ。同郷の軍曹、もっとしっかり絡めばよかったのに。
『SF・超次元伝説ラル』
SFファンタジーエロアニメ、なのか。
囚われの王女を助けるために女戦士が悪者のアジトに乗り込んでくるんだけど、実は王女は影武者として育てられた者で、本当の王女はその女戦士だった、という……一言で言って、なんだったんだこのオチは。(最近くりいむレモンちょいちょい見てるけどこういうオチ結構多い気がしないでもない。
『ハイスクールAGENT』
うーん。後出しほいほい俺TUEEな展開が、あまり受け入れられなかった。
フルメタル・パニックの元ネタの一つなのかな、とかふと思った。
二話の、TOMCATの歌うエンディング曲がかっこいいんだけど俺の目の届く範囲には上がってないみたい。残念。
『B.B.Fish』
原作未読なんで話にはついていけなかったけれど、雰囲気があったので楽しく見れましたね。
漫画のほうは水泳の話、らしい。古本屋でたまに見かけて気になってはいたのでそのうち読む。
『エンゼルコップ』
すっげ面白い。板野サーカスでお馴染みの板野一郎監督作品。
A.D.ポリスなんかに世界観が近いものがあるけれど、こちらはより現代社会に近く、またノワール分よりグロさが強調されている。超能力? っぽいのも出てくるし、なんとも言えない味の作品。
主人公たちの所属する特殊公安のほかに、テロリストを襲撃しているやつがいる、という設定がいいですね。また特殊公安の中にも派閥があって……という物語の広がり方。たまらん。今まだ途中までしか見てないんですが、続きを見るのがちょっともったいない気すらしてくる。
エンディング曲。メロディの展開がほとんどないのになんでこんなにかっこいいんだろう……歌詞の良さが際立つのかな……
アニソンを貼る。最近新刊の出たことでお馴染みのクラッシャージョウの主題歌(多分劇場版)。
俺は未見で原作の8巻までしか読めてないんですが、これ、そういえばアニメタルが演ってましたね。当時はクラッシャージョウとか知らないで聴いてた記憶。