みたもの

『ザ ヒューマノイド 哀の惑星レザリア』
 とにかくねぇ、作画がねぇ。ところどころセルの枚数足りてない感じで、時折気の抜けるような絵になる瞬間がある。まあそれはいい。内容も途中まではまあ悪くないほうだとは思うんだけど、アントワネットがどういう行動理念によって動いているのか全然わからなくて、それでいい話風に締められて、かなりもやもや。
 いやまあ途中までも良かった、とは言えない出来だったんですけどね。展開は良かったのに、その合間に挟まれるエピソードが全然印象残らない感。
 せっかく映像作品なのに冒頭とラスト、文章を読まさせられたのも、だるい。どちらかだけにして欲しかった。
 文句ばっか書いてる気がするけど、まあ、普通という具合か。

 挿入歌。ええ曲やなぁ。

 こっちはエンディング。これも善き曲。


『いけないマコちゃん 前編』
 最近つぼみが主演で実写化されてましたね。
 エロアニメであるにもかかわらず、直接的な性描写が最後のほうまでおあずけを喰らうという焦らし感が良かった。物語もモダンホラーの様相を呈したシナリオも、今まで見てきたくりいむレモンシリーズの中でもダントツに良かった。やっぱりシナリオがよくできてるほうが見ごたえあるよ。(そういうのはエロアニメじゃないのでやればいい、という意見もあるが)
 女性の描写も気合が入っていて、特にプールや女子更衣室のシーンの作画、モブの子もみんな可愛かったのでちょうたまらんかった。あと、スクール水着フェチ、やっぱこの頃からあったんだなと思って心がほっこりあったまった。
 まだ後編は見てないんだけどあの子供はマコの性欲を抑圧されたことで現れたもうひとりの自分とかそういう具合なんですかね。


『NORA』
 ノーラが超かわいい。それだけでも満足なんだけど、本当の見所はそこじゃない。このアニメ、無重力の表現がすごいよくできてるんですわ。
 プールの重力制御が効かなくなってっていうシーンは自分は今まで見たことなくてかなり見ごたえがあった。パラソルの支柱を回転させて水をはじきながら移動。球状の水で溺れそうになっている子供の足を掴んでぶん回して遠心力で助けるっていうこのシーン。よく考えられてました。
 しかし主要等女医人物がジジイ二人&美少女ってのは、新鮮というか洋画っぽいというか、どういう層を狙ったのかよくわからなくて面白いですね。
 正直終盤、特にアーティのところに乗り込んでからの展開はかなりガッカリクオリティだったけどノーラが可愛かったから全部おっけー。(ってかノーラってローラに似てるな)