みたもの

 いろいろ立て込んでたもろもろを片付けたので、いっぱいOVA見たゾ。

『超時空ロマネスク SAMY MISSING・99』
 ??????? いちから十まで意味不明だった。
 若本、三ツ矢、池田が悪役、堀内、鈴置、飛田が味方役っていうガノタホイホイなキャスト。くらいしか申し上げることがなくてござ候。
 いや味方キャラがさぁ、自分の命が脅かされないこと前提のときしかヒロインを助けないってのが、まあリアルなんだけどさぁ。笑えるよね。
 演出も、ひどすぎる脚本を前に頑張ってる感じがするんだけどところどころウケる。特にあの爆弾入りナイフのところとか。ギャグでやってるんだろうけど! ギャグでやってるんだろうけど!
 それでいて、メカや衣装のデザインなんかはどこのパチモンだよ(もちろん発表当時の既存作品を考慮した上で)って感じでいちいち酷いのに、作画がすごくいい。たまにすんげー目を引くカットがあったりする。ほんとなんなんだろうね。
 主題歌(椎名恵「風に抱かれて」)は結構よかったから貼ろうと思ったけど適当なサイトが見当たらなかったから割愛。


『ウォナビーズ』
 女子プロレスSFアニメというなんというかフリーダムでフロンティアでユートピアなジャンル。存外楽しい、いや、かなり好きかも。
 デーモン小暮の声優デビュー作で、挿入歌としても聖飢魔Ⅱのアダムの林檎が流れたりしていた。ってかド頭のプロレスシーン中にかかるもんだから度肝抜かれたわ。
 見所といえば戦闘シーン、ムキムキの姉ちゃんがずっと叫んでは殴る蹴る投げるしてるところがジツにグループに満ちていて良かった。マジでたまらん。
 作画のほうもアートミックらしい感じでまあ、最近ちょっと思ってるんだけどもしかしたら元祖百合ってアートミックなのでは? 感。いや、俺が知らんだけでもちろん遡ればもっとあるんだろうが。
 それにしてもキャラデザがダーティ・ペアっぽかったのはわざとなんだろうか。

 ついでにダーティ・ペアを貼っておく。超高音質。たまらん。
(しかし今聴くとこの時代の中原めいこの歌、カラオケレベルだな……)


『ぼくのマリー』
 じょしらくではない(泰然)次回予告が講談調(っていうのかね、ミスター味っ子におけるタイトルコールのときみたいな演出)だったが、断じてじょしらくではない。
 割と嫌いじゃないけど、だいたいガイノイドがメインヒロインのラブコメってどうしてこう同じような具合になるんざましょ。
 二話最後のよくわかんないご都合展開以外は、結構面白かったです。特に三話の夢の描写。夢における支離滅裂さを再現するのってかなり難しいと思うんですが、かなり雰囲気出ていたと思う。アンドロイドの見る夢っていう幻想SFじみた描写で、さらに物語を駆動させるシーンにもなってるってのが心憎い。
 ラブコメだからまあ、って感じでざっくばらんに楽しもうと思ってたところであんなん見せられて結構ビックラこきましたわ。いやぁ、やっぱりOVAってあなどれん。
ビューティフルドリーマーは未見なのでそっちのほうがすげぇよ! 的なツッコミは勘弁な)


『はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア』『レジェンドオブクリスタニア
 ロードス島、一応リアルタイム世代なんだけどテレビ放送してた時期はガキだったもんで、話がよくわからんくて一話で切っちゃったんだよね。というわけでフォーセリアを舞台とした物語としては初見。
 劇場版の冒頭の実写シーンの、あのよくわからんがこれはものすごい気合が入っている、と思わされるコスプレシーンでかなりわくわくした。内容自体も国産ファンタジーとして当時かなり評価の高かったグループSNEの手がけた品だけあって、上質。作画もかなり良かったしね。主人公のレードンが馬鹿まるだしだったのはいただけないが、まあ、主人公なんてのは大概損な役回りだし、あんなものだろう。
 ほかにもツッコミどころらしいツッコミどころはないではない。けど、冒険ファンタジーに対する目が俺はあまり肥えてないのでそれほど萎えなかった。

 OVA版のOPがかなり俺好み。これかなり正統派冒険ファンタジーアニメのOPっぽいけど、そんな光に満ちあふれた内容だったっけ、ってなる。
 それにしても三重野瞳懐かしいなぁ……今何してるんだろうか……